”心の病”じゃない
よく、うつやパニック障害を”心の病”と言う。
僕は医者でもなんでもないけれど、それは違うと断言できる。
病であるなら治るべきだ。(もちろん末期がんや不治の病を除く)
でも治らないんなんて医者の怠慢じゃないか。
そういう時は”心の病”と言えば簡単だ。
患者の社会的・身体的変化でたまたま治れば「ほら、良くなった!」。
治らなければずっと薬を処方し続けるだけで商売になる。
そんな魔法の言葉だ。
これもWikipediaやその他サイトの受け売りでしかないけれど、今は脳の病気ということになっているそうだ。
脳内物質の分泌異常やその他…。
大義では脳=心ということも出来るかもしれないけれど、ここは「脳の病気」と言うべきだ。
こういった問題の最たるものは「うつは甘え」という言葉だろう。
まずはっきりしておきたいのは、甘えられない人間がうつになるということだ。
甘えられる人間であれば、うつやPDになる前に甘え、手伝ってもらい、もしくはバックレて発症することはない。
発症してしまう人は人一倍正義感が強く、逃げるなんて言う発想はない。
どんなにボロボロでも、しかも一人で立ち向かってしまうからうつやPDになるのだ。
僕の母はいわゆる教育ママだった。
勉強に限らず何か出来ない・失敗するということは許されなかった。
そのためうまく人に頼ることが出来ない。
もちろんもう70歳を過ぎた母に、過去の恨みつらみを話す気は全く無いけれど、失敗して成長する、これは非常に大事なことだと思う。
失敗したって命まで取られることはないのだから。