薬はしっかりと飲むべきだ
PDに特効薬は無い。
大体最初にメイラックス・デパス、続いてジェイゾロフトなどのSSRIに移行していくのがセオリーではないだろうか。
待合室で診察の声が聞こえてくることがあるのだけれど、みんなちゃんと薬を飲んていないのだ。
お年寄りは薬を飲み続けていると良くないという。
それはまあ言ってしまえば、先が長くないのでしょうがないかなとも思う。
しかし若い人でも薬を飲んでいなかったりする。
「眠くなって仕事にならない」とか。
ちょっと冷静に考えてほしいんだけど、今現在「眠くて仕事にならない」のと、今後さらに悪化して仕事が困難になるの、どっちがマイナスだろうか。
考える余地なく後者だろう。
いずれにせよすぐに良くなることはないのだから、目先のことだけではなく、もっと長期的に考えなくてはいけない。
というか仕事を続けること自体どうなんだろうか。
もちろん出来るうちは続けていたほうが良いに決まっている、一般論では。
でもPDの原因が仕事にあった場合、そのままずっと治らないのではないだろうか。
僕もその一人で、仕事が原因の一つとわかっていながら、やめることが出来ない。
仕事についていることによる社会的信用・社会との接点・金銭的な問題…etc
色々な要素が仕事には含まれていて、じゃあやめますと簡単には行かない。
お金がなくても、現在の社会保障制度であれば、道端で野垂れ死ぬようなことはない。
そうはわかっていても、やはり現在の年収や、人と同じように働いて給料を得る、という、いわばレールから外れたくないのだ。