Anti Panic Disorder

パニック障害と時にはうまく付き合い、時には闘うプログラマー

無理してでも電車に乗るべきか

パニック障害のやっかいなところは、電車に乗れなくなることだ。

軽鎖的な空間がダメだ。

自分で自由に出入りできない会議室などもダメだ。

健康診断での採血も、採血中は自由に動けないのでダメだ。

ダメなことだらけだ。

 

健康な人からすると意味がわからないと思うが、一番意味がわからないのは本人だ。

なぜこの状況で動悸がするのか。

なぜ息が吸えなくなるのか。

吐き気がするのか、体が痺れるのか。

 

全部脳の誤作動だそうだ。

誤作動にしても計算間違いくらいにしておいて欲しいものだ。

 

さて、ここで電車に乗るべきかどうか。

酷いときには電車に乗る自分を想像するだけで軽い発作状態になる。

こんな状態ではもちろん乗るべきではないだろう。

 

だが薬というものは偉大で、飲むと気持ちが楽になり、前向きになれる(筆者は主にジェイゾロフトを飲んでいる。)

そういった状況では、一駅でもいいので乗ってみるべきだと思う。

階段を1段登るくらいの気持ちで。

駅間の距離が短いのが良いだろう。

僕の場合は都営新宿線がそれにあたる。

1駅2〜3分である。

ダメだったら、次の駅から歩いて変えることも容易な距離だ。

これも安心に繋がる。

 

認知行動療法というのがあるけれど、きちんと受けたことは無い。

だけど電車にちょっと乗ってみるというのは、セルフ認知行動療法的な意味合いもあるだろう。

1駅乗れればそれが自信に繋がる。

次はもう1駅乗ってみようという気分になれる。

とにかく安心と前向きな気持が一番重要なのだ。