Anti Panic Disorder

パニック障害と時にはうまく付き合い、時には闘うプログラマー

薬を次々に変える医者について

これは個人的にアリだと思っている。

パニック障害は脳の機能障害であるから、薬の効き方も人によって千差万別であることは想像に難くない。

まずは定番の薬を出してみて様子を見る、効果がなければ次、それでも効果がなければ次、またしても効果がなければ…。

こうやって最適な薬と、その量を見定めていくのだ。

理系の人なら実験などの手順と酷似しているので理解しやすいだろう。

 

なんでこういったことを書いたかというと、「次々に薬を変えて人体実験をしている!」というクレームがあるらしいのだ。

不謹慎かもしれないが、鼻で笑ってしまう。

町医者にどれくらいの患者数がいるのかはわからないが、100〜200のサンプル数では大した論文にはならないだろう。

と言うかそのサンプルの集め方に後ろ暗いところがあるのだから、そもそも論文の体を成さない。

そんな馬鹿なことをする医者はいない。

個人的な興味でやっているのだとしたら、それはシンプルに犯罪である。

 

今までは患者視点で書いてきたけれど、医者も大変だなと思う。

開業医であれば経営面も考えなくてはならないし、義理や人情で何でも手厚くとはいかないだろう。

おまけに上のような理不尽なクレームである。

感謝しつつ、言われたことは守り、真剣に治療していかなくてはいけないなと思う(と、偉そうに)。