Anti Panic Disorder

パニック障害と時にはうまく付き合い、時には闘うプログラマー

パニック障害で親を恨む気にはなれない

恐らくなんだけど、パニック障害を発症した人は生まれ持った、もしくは成長過程で形成された性格が大きく関係していると思う。

簡単に言えば心配性なのだ。

 

僕もとても心配症だ。

何かをする時は、必要以上に心配してしまう。

上手くいくのだろうか、失敗したらどうしよう、恥ずかしい・・・。

それらを上手く発散できずにキャパを超えてしまうと、パニック障害になるような気がする。

 

僕の心配性は親(母親)の教育の影響だと思っている。

前にも書いたかもしれないけど、いわゆる教育ママだった。

ゲームは一日30分、おもちゃもほとんど買ってもらえなかった。

あとはとにかく勉強。

出来るまで寝させてもらえないこともあったし、テストの点が悪ければ食事も作ってもらえなかったりした。

 

勉強だけじゃない。

強烈に覚えているのは書初めの宿題。

小学校では冬休みに書き初めの宿題が出たのだけれど、朝から晩まで毎日書かされた。

休めるのは風呂・トイレ・食事・無くなった半紙を買いに行く時だけ。

断言できる、異常だ。

 

こういった経験を経て、失敗を必要以上に恐れるようになった。

失敗するなんて許されない、出来ないなんて論外。

こんな性格になってしまうのも無理はない。

独り立ちして親の束縛を離れても、性格は簡単に変わるものではない。

 

じゃあ今でも母親を恨んでいるかというと、全くそんなことはない。

年に1回か2回しか実家には帰らないけれど、関係は非常に良好だ。

 

何でかというと、陳腐な言い方だけど愛があったからだと今ではわかるからだ。

もちろんやり過ぎではあったと思う。

でもそれを真っ向から否定し、70歳近い母を責める気にはなれない。

 

僕はそもそも結婚していないので子どもはいないけれど、もしも子どもがいたら同じように期待してしまうのではないだろうか。

一流大学の医学部に入る必要なないけれど、勉強はできるに越したことはない。

日本人なら毛筆で綺麗な字を書けたほうが良い。

(大人になるとご祝儀袋とか香典袋とか色々ありますよね…w)

 

…という感じで自分なりに理解し、消化したつもりだ。

誰かのせいにしても治るわけじゃない。

自分と戦って勝つしかないんだ。